当院では原則LDR※での分娩を行っています。その際、立ち合い分娩も可能です。分娩は予約制をとっていますが、予約制限はなく、当院で管理できる患者様は基本的にすべて受け入れいています。
妊婦健診は、セミオープンシステムを導入しています。ハイリスク妊娠に該当しない患者様は、近隣の産婦人科医院で妊婦健診を受けることも可能です。その際は、妊娠初期に分娩予約で来院していただき、その後妊娠32~33週で当院に戻っていただいています。
分娩の入院時には助産師が診察し、胎児心拍モニターにて分娩経過を観察します。分娩時には必ず産婦人科医師が立ち合います(必要あれば、小児科医師も立ち合います)。基本は自然分娩を主体としていますが、医学的に必要と判断される場合には、吸引・鉗子分娩といった分娩を急ぐ処置(急速遂娩)、緊急帝王切開を行う場合があります。帝王切開の麻酔は麻酔科医師が担当し、夜間・休日でも迅速に対応していただけます。
当院での帝王切開の適応は、胎児仮死、分娩遷延・停止、前置胎盤、常位胎盤早期剝離、妊娠高血圧症候群、骨盤位(逆子)、双胎、前回帝王切開分娩などに対して帝王切開分娩を行っています。前回帝王切開分娩だった妊婦様が経腟分娩を希望される場合は、様々な要件を満たしてる場合には経腟分娩を行うことも可能ですので、外来医師に相談ください。
麻酔科医師と連携して、硬膜外麻酔による無痛分娩(麻酔分娩)を2025年1月より開始することとなりました。人数、実施日に制限があり、また無痛分娩が適応できない方もいらっしゃいますので、担当医にご相談ください。
出生前診断については、当院では遺伝相談外来を設けており、ご夫婦に出生前検査について情報提供を行い、ご希望に合わせて検査を進めていきます。当院では、クワトロ検査、羊水検査を行うことが可能です。(NIPT 新型出生前診断を希望される方は、横浜市立大学附属病院へご紹介しています)
※ LDR Labor(陣痛)・Delivery(分娩)・ Recovery(回復)の頭文字です。入院から分娩、そして産後2時間まで同一の部屋で過ごすことができ、より快適で安心して出産することができます。個室で立ち合い分娩も可能です。
当院では分娩が進行してからお産後の回復まで、移動なく過ごせる個室のLDRでお産を基本としています。LDRにはシャワーやトイレ、ソファーなども完備されています。窓も大きく、広い部屋でパートナーや赤ちゃんとゆっくり過ごすことができます。(コロナ感染対策により、面会時間、パートナーのLDR在室時間が制限される場合があります)
お産後は、個室を中心とした母児同室を行っています。授乳、育児がスムーズに行いやすく、赤ちゃんはお母さんと一緒なので安心して過ごせます。当院では母乳育児を勧めていますが、お母さんやご家族の希望にそって無理のないよう対応していきます。
当院では安全を第一に考えた出産環境を提供し、妊産婦さんとご家族が安心してお産ができるよう努めてまいります。そして、分娩後はできるだけ不安を解消し、安心して育児がスタートできるよう助産師が中心となり、産後ケアや育児のお手伝いをさせていただきます。
当院には助産実践能力の質を保証する、一般財団法人日本助産評価機構CLoCMiP®レベルⅢ認証を受けた助産師(アドバンス助産師)が在籍しており、妊産褥婦や新生児のケアを行っています。
麻酔科医師と連携して、硬膜外麻酔による無痛分娩(麻酔分娩)を2025年1月より開始することとなりました。
無痛分娩(麻酔分娩)は、麻酔によって陣痛の痛みを緩和し、分娩時の身体的負担を軽減する方法です。無痛分娩を希望される方には、事前に産科医、麻酔科医からの無痛分娩についての説明、助産師による保健指導などを行います。人数、実施日に制限があり、また無痛分娩が適応できない方もいらっしゃいますので、担当医にご相談ください。
通常の分娩費用に加え、無痛分娩費として100,000円を追加で申し受けます。
無痛分娩だけでなく、自然分娩や帝王切開など、さまざまな出産スタイルに対応しており、あらゆる状況において安心安全な分娩を提供できるよう努めてまいります。
LDR
お産セット
経腟分娩の場合は、分娩翌日から数えて5日目の退院予定となります。分娩直後から赤ちゃんにおっぱいを吸わせていきます。お母さんと赤ちゃんの体調が問題なければ、病室へ移動したのち早めに母児同室を行っています。入院中、沐浴や退院指導、授乳や育児の支援などをさせていただきます。
帝王切開の場合は、手術翌日から数えて7日目の退院予定となります。
分娩時の状況にもよりますが。お母さんは手術室で生まれた直後の赤ちゃんに触れ、スキンシップを図ることができます。手術が終わって病室に戻ってからも、病室に赤ちゃんをお連れします。手術後ですが、ベッド上で授乳ができるようにお手伝いします。お母さんの体調が改善し歩けるようになったら、沐浴指導、退院指導、授乳や育児などの支援をさせていただきます。お母さんの体調に応じて育児などお手伝いさせていただきますので、ご安心ください。
入院中の赤ちゃんは、小児科医師による診察を受け、必要な時には適切な処置や検査を受けられます。赤ちゃんの聴力検査を希望される場合は受けることが可能です(有料)。聴覚異常の早期発見に役立ちますのでお勧めします。地域によっては補助がありますので、お住いの地域の窓口にお問い合わせください。
聴力検査費用 8,000円
沐浴指導
個室
お祝い膳
管理栄養士による、産後のお母さんのためのお食事や、お祝い膳をご提供いたします。
分娩や正常な赤ちゃんにかかる入院費は自費診療となります。帝王切開による分娩、赤ちゃんに検査や処置を行った場合、病気で入院となった場合は保険診療となります。
当院での分娩を希望される方には、妊娠20週までに分娩予約金(約10万円)をお預かりしています。
分娩にかかる費用は、経腟分娩や帝王切開、または分娩の時間帯、入院日数などにより費用は異なります。
*分娩費用 経腟分娩(個室利用)70万円~ / 帝王切開分娩(予定入院・個室利用)55万円~
2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | |
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分娩数 | 772 | 633 | 550 | 437 | 478 | 421 |
帝王切開 (率) |
182 (23.6%) |
168 (26.5%) |
167 (30.4%) |
112 (25.6%) |
144 (30.1%) |
127 (30.1%) |
妊産婦死亡 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
死産数 | 2 | 0 | 2 | 3 | 1 | 2 |
多胎 | 11 | 4 | 9 | 4 | 2 | 6 |
当院では、妊娠20週、妊娠28週前後に、妊婦健診にて中期・後期胎児スクリーニング超音波検査を行っています。その際に胎児異常が疑われた場合や、他院で異常が疑われ紹介となり、精査が必要と判断した場合に胎児精査超音波を行っています。精査の結果、より高次な周産期専門施設での精査、治療が必要と判断した場合は、神奈川県立こども医療センターや横浜市立大学附属病院市民総合医療センター等にご紹介させていただくこともあります。
出生前診断を中心に、遺伝に関しての説明、検査を行う外来です。ご夫婦に出生前検査について情報提供を行い、ご希望に合わせて検査を進めていきます。当院では、クワトロ検査、羊水検査を行うことが可能です。(NIPT 新型出生前診断を希望される方は、横浜市立大学附属病院へご紹介しています)
当院で分娩予定であり、医師の許可が出た妊婦さんを対象に、妊娠中数回助産師による妊婦健診を行っています。
助産師外来では、医師の診察は実施せず、助産師が妊婦さんと家族にとってよい妊娠・出産・産後を過ごしていただけるようにゆっくりお話しを伺い、サポートさせていただきます。
対象は、妊娠22~25週、妊娠30~31週、妊娠38週の妊婦さんとその家族です。医師の健診と同様に、妊婦健康診査費用(補助券)が使用でき、水曜日と木曜日の午後に予約制で行ってます。
健診の内容は、妊婦健診、超音波検査(推定体重の計測、性別確認は行っていません)、週数に応じた妊婦指導、妊婦さんとそのご家族が助産師に相談したい内容などのお話を伺います。
主に、退院後から母乳や育児に対する相談、乳腺炎などの乳房トラブルに助産師が対応しています。基本は予約制になっていますので、産婦人科病棟へ電話予約をお願いいたします。
産後2週間健診は1か月健診までの間に、赤ちゃんが順調に成長しているか、お母さんの心身が順調に回復しているかを見守る健診です。当院で出産したお母さんと赤ちゃんには2週間健診をうけていただき、入院中に予約させていただきます。
費用:
日時 | 毎月第1 第3 月曜日 14:00~15:30頃まで |
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場所 | 横浜南共済病院 |
対象者 | 当院で出産されたママと1ヶ月健診後~ハイハイする前の赤ちゃん |
参加費 | 初回:500円/回 2回目以降:1,000円/回 |
服装 | 動きやすい服装 |
持ち物 | 赤ちゃんを寝かせるためのバスタオル ※ヨガマットは準備してあります。 |
予約 | 問い合わせ先:産婦人科外来 TEL045-782-2101 お電話は平日15:00~17:00にお願いします。 |
当院で分娩した方の産後の支援として、授乳相談外来を行っています
日時 | 金曜日 午後13時-17時 完全予約制(1人1時間) |
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場所 | 中央棟4階東病棟(産婦人科病棟) |
担当 | 助産師(国際認定ラクテーションコンサルタント、アドバンス助産師) |
参加費 | 初回4,000円、2回目以降3,000円 |
内容 | ・母乳育児を希望しているが不安がある方 ・母乳の量が少ないのではないかと心配な方 ・混合栄養中であるが母乳への移行を希望している方 ・乳房トラブル(乳頭痛、乳頭亀裂など)があり授乳が大変な方 ・上の子の授乳がうまくいかなかったために心配な方 ・卒乳・断乳相談 等 |
※予約制になっておりますので産婦人科病棟へ電話で予約をお取りください
当院では、お母さんと赤ちゃんが退院後に安心して過ごせるよう、近隣助産院、地域と連携し、サービスの情報提供や連絡を行っています。退院後のサポートに不安がある方はお声かけください。助産師からもお声を掛けさせていただく場合もあります。
当院での産後ケア入院は、母乳指導や乳房ケア、育児技術の習得を目的としています。
当院では宿泊のみを対象とし、日帰りの方はお受けしておりません。
利用料金は一日あたり45,000円、2日間で90,000円となります。
自治体により補助金利用が可能な地域もありますので、各自治体にご確認ください。
産後ケア入院の詳細については、当院産婦人科病棟にお問い合わせください。
面会は、パートナー、ご両親、上のお子様のみとなっています。それ以外の方の赤ちゃんとの面会は、感染予防のためご遠慮いただいております。
面会時間に制限があります、詳しくは病院ホームページで確認をお願いいたします。
病棟入口はセキュリティのため施錠されおり、自由な出入りができないようになっています。面会来院時は、入口のインターホンを押してください。
中央棟4階東病棟入口
当院は公的さい帯血バンクの採取協力施設です。
採取については、妊婦健診中(妊娠32週頃)に医師より説明します。
現在、当院の産婦人科では、日本産科婦人科学会と共同で臨床研究『日本産科婦人科学会データベース登録事業(周産期登録・婦人科腫瘍登録)』を実施しています。そのために、当院で保管する診療情報を匿名化して日本産科婦人科学会に提供しております。
氏名 | 永田 智子 |
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役職 | 部長 |
医師資格 | 日本産科婦人科学会専門医・指導医 |
所属学会 | 日本産科婦人科学会 |
氏名 | 古野 敦子 |
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専門 | 腫瘍・内視鏡手術 |
医師資格 | 日本産婦人科学会専門医・指導医 |
所属学会 | 日本産科婦人科学会 |
氏名 | 内田 絵梨 |
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役職 | 医長 |
医師資格 | 日本産科婦人科学会専門 |
所属学会 | 日本産科婦人科学会 |
氏名 | 鈴木 絢 |
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役職 | 医長 |
専門 | 日本産科婦人科学会専門医 |
所属学会 | 日本産科婦人科学会 |
氏名 | 宮本 麻美 |
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役職 | 医長 |
医師資格 | 日本産科婦人科学会専門医 |
所属学会 | 日本産科婦人科学会 |
氏名 | 佐藤 理穂 |
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役職 | 医長 |
医師資格 | 日本産科婦人科学会専門医 |
所属学会 | 日本産科婦人科学会 |
氏名 | 清瀬 愛 |
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医師資格 | 日本産科婦人科学会専門医 |
所属学会 | 日本産科婦人科学会 |
氏名 | 平井 佑子 |
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所属学会 | 日本産科婦人科学会 |
氏名 | 筒井 妙美 |
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所属学会 | 日本産科婦人科学会 |
診療科・部門