横浜南共済病院は、2012年10月10日付で、医療法第4条第1項で定める地域医療支援病院として承認されました。

「地域医療支援病院」とは

患者さんの身近な地域の病院・診療所の医師から、より詳しい検査や入院、高度な手術などが必要とされた場合に、その病気に応じた専門的な医療を提供し、地域の医療機関とお互いに連携を図る病院です。

「地域医療支援病院」の役割とは

地域医療を担うかかりつけ医を支援する能力を備え、医療機関相互の役割分担のもと地域医療の中核を担う病院として相応しい設備を有し、紹介患者や救急患者を積極的に受入れます。これは地域医療全体で切れ目ない連携を図ることにより、患者さんにとって効果的かつ効率的な医療を提供します。

横浜南共済病院の主な取組み

・地域の医療機関からの紹介患者さんに必要な医療を提供し、治療後は速やかにかかりつけ医へ逆紹介しています。
・地域の連携先医療機関からの紹介患者さんは、事前に連携先医療機関よりＦＡＸでの予約受付を実施しています。また、かかりつけ医をお持ちでない患者さんに対しては、症状に応じて適切な連携先医療機関をご案内しています。
・24時間365日救急患者を受入れる体制を病院の基本方針とし、救急医療に取り組んでいます。
・地域医療機関や連携先医療機関との連携を図り、当院が保有するＭＲＩやＣＴ等の高度医療機器についての共同利用を積極的に進めています。
・地域の医師会等と協力して研修会や講演会等を開催のほか、地域の医療従事者との資質向上による相互研鑽を図っています。

主な承認条件

１．紹介患者に対する医療の提供（紹介率60％以上、かつ逆紹介率30％）
２．共同利用のための登録制度を設け、連携先医療機関との情報提供、専用病床確保、高度医療　
機器等の利用が行える
３．24時間体制で救急医療が提供できること
４．地域の医療従事者に対する資質向上を図るための研修を行う体制が整っていること
５．集中治療室、検査室、病理解剖室、研究室、講義室、図書室等の整備がなされていること
６．在宅医療の支援、訪問看護事業者等と在宅医療提供者間の連携の緊密化のための支援がなされていること