横浜南共済病院は、これまでのがん治療に関する治療の実績が認められ、2012年 3月22日、神奈川県より「神奈川県がん診療連携指定病院」の指定を受けました。

神奈川県がん診療連携指定病院とは、厚生労働省の定める地域がん診療連携拠点病院の要件をすべて満たすものとして、神奈川県知事が独自に指定する病院です。

地域の実情に応じて、国が指定するがん診療連携拠点病院と同等な診療機能を有する病院であり、当該がん診療連携拠点病院と連携しながら県民に高度ながん医療を提供する病院として神奈川県が指定する神奈川県がん診療連携指定病院です。

指定病院の指定期間は2012年4月1日から2016年3月31日までの4年間です。

がん診療連携指定病院の役割

１．高度な集学的治療（手術、放射線治療、化学療法）及び標準的治療の提供
２．緩和ケアの提供
３．地域医療機関との診療支援連携体制の確保
４．がん診療相談・支援センターの設置及びがん医療に関する情報提供
５．セカンドオピニオンの実施
６．地域の医療機関、医師等を対象として合同カンファレンスや緩和医療、早期診断等に関する研修を実施

診療体制

当院の診療体制として、専門的ながん医療に携わる医師、抗がん剤治療に関する専門的知識を有する医師、病理診断医、並びに放射線診断・治療に関する専門的知識を有する医師を配置しています。

また、専門的な医療に携わるコメディカルスタッフとして、がん薬物療法に精通した薬剤師、がん化学療法等がんの専門看護に精通した看護師、医療心理に携わる専任者、診療録管理に携わる専任者、並びに放射線治療を専門とする診療放射線技師を配置しています。

診療施設

・集中治療室（6床）
・バイオクリーンルーム（2床）
・外来化学療法センター（10床）
放射線治療：最新型放射線照射装置（リニアック）

情報提供体制

がん診療相談支援窓口（地域支援センター内）

がん医療についての標準的な治療法、がん診療にかかる一般的な医療情報に関することなど、専門の看護師や医療ソーシャルワーカーが対応します。

実績

悪性腫瘍の手術件数374件（2011年4月1日～7月31日）
そのうち5大がんは

・肺がん　　10件
・胃がん　　26件
・大腸がん　39件
・肝臓がん　 9件
・乳がん　　37件
合計121件

年間入院患者数の状況

・年間入院患者数（2010年1月～12月）　　1,966人
・年間入院患者数に占めるがん患者の割合　　14.8％

放射線治療

・年間入院患者実数（2010年1月～12月）　256人

がんに係る化学療法のべ患者数

・入院患者　　　221人
・外来患者　　　883人

リンク

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