心臓カテーテル検査治療室のX線血管撮影装置 (アンギオグラフィックシステム)リニューアルのご案内

横浜南共済病院 循環器内科
 

2025314日より、心臓カテーテル検査・治療室のリニューアル工事を開始しました。5月中旬より稼働予定の新装置 「Alphenix Biplane Evolve」(キャノン製)は、最新の被ばく低減機能を備えており、患者様や医療スタッフへの負担を軽減しつつ、従来よりも高精細な画像描出が可能です。さらに、手術ナビゲーションシステムが使用できるため、より複雑な疾患の治療にも対応できるようになります

この装置は主に不整脈治療(心房細動などのアブレーション、心臓植込みデバイス、左心耳閉鎖術)に使用されますが、狭心症などの虚血性心疾患や下肢動脈硬化性疾患、一部の心臓外科手術にも活用する予定です。

加えて、本年1月27日より最新の心房細動アブレーション機器「パルスフィールド装置」の運用を開始しました。これにより、多くの患者様に対する低侵襲で従来よりも短時間で終了できる心房細動治療が可能となりました。

高齢化社会の中で増え続ける心臓血管疾患に対し、新たな機器を駆使し、地域住民の皆様により質の高い医療を提供できるよう努めてまいります。

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