私たちの活動-横浜南共済病院 先輩看護師の声や環境、看護部行事などを紹介

先輩たちの声

中堅(看護師ママ)/鈴木唯子 外科外来 11年目

Y・S (外来)

経験の積み重ねが、看護師としてのスキルアップにつながっています

復職ママ看護師:鈴木さん

新卒で横浜南共済病院に入職しました。最初の配属は整形外来、その後、整形病棟に異動。第一子を出産して10ヶ月間、育児休暇を取得しました。

復職後は内科病棟に配属され、2年後に第二子を出産して1年間育児休暇を取得。つい先日復職し、現在は外科外来で勤務しています。子育て真っ最中で仕事と育児を両立できているのは、病院のサポート体制と復職看護師に配慮してくれるからだと実感しています。

いくつかの科で看護を経験したことで分かったことは、看護の現場の奥深さ。外来は、患者さんが最初に診療を受ける場ですから、通院患者さんとのコミュニケーションが中心になります。病棟では、入院している患者さんへのケアをします。そのため、どちらの現場も経験できたことは専門知識以外に、幅広い視野で患者さんの状況や気持ちを理解することができるようになりました。整形外来から整形病棟に異動した際は、誰よりも整形に詳しくなれたような気がしたくらいです。外来で経験したことがそのまま病棟でも活かすこともできました。

育児休暇明けの不安は、すぐ解消されました

復職ママ看護師:鈴木さん

看護師を目指す学生のみなさんにとっても、就職先を検討するにあたって、結婚や出産という女性にとっての一大イベントを迎えても、働き続けられるかどうかは気になることだと思います。子育てをしながら看護師を続けている私からすると、横浜南共済病院はフォローと風土がしっかり整っていると感じます。

施設面では24時間子どもを預けることができる「みなみ保育園」が院内にありますし、復職支援研修会では、円滑な再就業をするためのバックアップもあります。また、施設・制度面が充実しているのはもちろんですが、当院にはママさん看護師として活躍している先輩が多くいるので、病院全体が子育てをしながら仕事をすることへの理解があるのが何よりも大きな安心材料になります。

現在、私は外科外来に勤務していますが、5名中3名がママさん看護師。そのため子育ての悩みも共有できますし、急に子どもが熱を出した時にも周りが配慮してくれるし、子どもに何かあった場合でも、気兼ねなく申し出ることができます。制度が用意されているのはもちろんですが、制度を利用しやすく、周囲のフォローと育児に対する理解がある。だからこそ、仕事と育児の両立ができるのだと思いますし、恵まれた環境で看護師をさせてもらっていますね。

「ありがとう」という言葉と笑顔が何よりの励みになる

整形病棟に勤務していた時のこと。ある患者さんを手術に送り出しました。私は勤務終了していたのですが、不安の強い患者さんだったこともあり、手術が終わるまで患者さんを待っていました。手術に送りだしたら無事を、見届けたいという気持ちもありますから。問題なく手術を終えて、戻ってこられた患者さんは私に、「鈴木さん、ありがとう。待っていてくれたんですね」と、泣きながら声をかけてくださいました。

私生活では朝、保育園に子どもを送ると、「ママ。今日、夜(家に)いてくれる?」と聞かれるんです。外科外来では夜勤は月に一度しかありませんので「うん。ママいるよ」と子どもに答えてあげることができる。朝から我が子の笑顔を見ながら「よしっ。今日も一日がんばろう」と、前向きな気分で仕事に向かうことができるんです。

人と関わることが好きなんだって、看護師の仕事をすることで改めて自分のことを知るようになりましたし、助けを必要としている患者さんに寄り添うことで、人の笑顔を増やしていける。時には、仕事と子育てにで追われてしまうこともありますが、これからも患者さん中心の安全で信頼できる看護の提供を実現したいですね。